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『後妻業』の木村佳乃 大阪弁は及第点もテンション高すぎかドラマ方言を扱う作品は、ネイティブか非ネイティブかによって評価が二分されてしまうことがよくある。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * 連続ドラマも折り返し地点。「今期は大人を...
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光石研『デザイナー 渋井直人の休日』はなぜクセになるのかドラマ作品の良し悪しは、必ずしも予算では決まらない。そう実感できる瞬間はアートの醍醐味の一つだ。作家で五感生活研究所教授の山下柚実氏が、深夜ドラマについて言及した。 * * * 最近、日本国内でもそれらしき作品が見つかり...
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反復だらけの『まんぷく』 画家の妻がモデルに嫉妬しすぎドラマその展開については物議を醸すものとなっているのが今回の朝ドラである。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * 即席ラーメンを開発した安藤百福夫婦がモデルのNHK朝ドラ『まん...
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常盤貴子『グッドワイフ』がどこか物足りない3つの理由ドラマ法廷を舞台にした作品は近年多いことから視聴者の見る目も肥えている。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が今季注目の作品について分析した。 * * * 常盤貴子の持つ独特な雰囲気と魅力、この人にしかない芯の強さと匂い...
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菅田将暉の『3年A組』 純文学を連想させる世界観ドラマ新しいクールが始まるこの時期は、「推し」を見極める重要なタイミングだ。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏は、まず2つの作品に注目した。 * * * 2019年の幕が開けました。ドラマが続々と...
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木村佳乃 不倫サレ妻役での「ドロドロ芸」に期待ドラマ愛憎劇の印象は、演じる役者によって強烈に異なってくるものだ。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が注目の作品について分析した。 * * * 「激しく濃厚なラブサスペンス」「泥沼愛憎劇」「バトルが...
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『昭和元禄落語心中』岡田将生と山崎育三郎はなぜ清々しいのかドラマ役者にとって極めてチャレンジングな作品であることは間違いないだろう。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏にはどう映っているか。 * * * 「外から連れてくる」と書いて「外連」。けれんと読む。「...
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問題作『中学聖日記』に主演する有村架純は「被害者」なのかドラマ「視聴率女優」という存在はある意味酷だ。イメージと異なる役柄に挑戦することで反発も招きやすくなる。有村架純がいま、直面しているのはそういう状況なのかもしれない。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * ...
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ムロツヨシ『大恋愛』で拓く新境地 ヨン様を彷彿させる演技ドラマ恋愛ドラマが充実している今クール、ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が注目するのが金曜22時枠だ。実は同作品、“ヒットの法則”も見てとれるという。 * * * 秋ドラマの中で、どこまで化け...
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北川景子「ネット記者」と岡田将生「落語家」、その演技力ドラマ美しい造作は俳優として有利な条件のひとつだが、それですべてがまかなえるわけでは当然ない。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が、秋の夜長を彩る2つの作品とその演者の出来について指摘する。 * *...
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『大恋愛』の戸田恵梨香、この秋の恋愛ドラマの本命かドラマこのクールには恋愛ドラマの注目作が揃った。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * ガッキーの『獣になれない私たち』(日本テレビ系)のキャッチコピーは“ラブかもしれないスト...
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山田孝之と菅田将暉の『dele』 シリーズ化に最適の理由ドラマ人気ドラマの「続編」はファンの間でも議論になるところである。固定客が見込まれる一方で、物語の展開には向き不向きもある。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * ドラマ好きが今注目するCMといえば...
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『半分、青い。』脚本家の「神回予告」は禁じ手ではなかったかドラマ昨今の視聴者からみれば、本編の出来不出来のみならず制作サイドの「姿勢」にどこまで共鳴できるか、という点もヒットの重要な要素となろう。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏がNHKの朝ドラについて指摘する。 * * * ...
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綾瀬はるか『ぎぼむす』 『逃げ恥』超えを導くある効果ドラマこの作品の成功により、「契約結婚」はヒットの定番となるかもしれない。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * 綾瀬はるか主演のドラマ『義母と娘のブルース』(TBS火曜午後1...
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アジア大会を中継しドラマを休止するTBSの神経がわからないドラマ放送局の編成部は最も権威を持つセクションだと言われる。ただ、いつどこで何を放送するかを決める彼らの判断が、常に正しいとは限らないだろう。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * 4年に一度行われ...
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吉岡里帆の『ケンカツ』、なぜ4%台まで落ち込んでしまうのかドラマヒットの要素が揃っていても数字に結びつかないこともあるからドラマ作りは難しい。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * 『健康で文化的な最低限度の生活』(火曜日午後10時 フ...
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石原さとみ 『高嶺の花』で囁かれる「キムタク化」への懸念ドラマ作品の看板を背負う主演俳優にとって、求められる役割を全うすることが第一だ。一方で、「期待に違わぬ働き」と、「殻を打ち破る仕事」は相反しやすいのも事実。つまり、存在の大きな役者であればあるほど作品の都度マンネリと戦うこと...