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地味で華がないのに、なぜか見入ってしまう刑事ドラマ――青木るえか「テレビ健康診断」テレビ全般捜査中の事故で下半身不随となった刑事は、その人知を超えた記憶力・推理力によって犯罪者を追い詰める……と聞くとどんなサイコ・サスペンスか、『鬼警部アイアンサイド』か『おしどり… 続きはこちら ...
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黒木華のワンサイドゲームでした。――亀和田武「テレビ健康診断」テレビ全般テレ朝は開局六十周年を記念し、松本清張が原作の『疑惑』をドラマ化した。 清張ドラマといえば米倉涼子。『黒革の手帖』のヒット以来、そのイメージは定着した。米倉が今回演じるのは、ブラック企業などの訴訟を多… 続きはこちら ...
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芸人を追い込む『くりぃむナンチャラ』のハプニングコント――てれびのスキマ「テレビ健康診断」テレビ全般「こんなんじゃないんです!」 コント中にハナコ・岡部は観客に向かって禁断の一言を言ってしまった。 突然ハプニングが起きたときに瞬時に対応して笑いに変えることができるか、という『くりぃむナンチャラ』で行わ… 続きはこちら ...
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今や誰も死ぬ気配がない「まんぷく」を楽しめるか?――青木るえか「テレビ健康診断」テレビ全般やはり愛は冷めるのか。永遠の愛などないのか。ええ、あんなに愛していたはずの『まんぷく』さん。「一回も見逃すわけにはいかぬ!」が、「あ、今やってるけど……いいか」に。NHKオ… 続きはこちら ...
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『3年A組』菅田将暉&武藤将吾 加速するサスペンス!――亀和田武「テレビ健康診断」テレビ全般菅田将暉 ©文藝春秋 高校の卒業式まで十日。担任教師がクラスの生徒二十九人全員を人質にして教室に立てこもった。 私立・魁皇(かいおう)高校。偏差値レベルは判らないが、タチの悪い不良も何人かいる… 続きはこちら ...
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『夢で逢えたら』『とぶくすり』……ユニットコントの系譜がテレ東にあったテレビ全般ユニットコント――。 それはお笑い好きのテレビっ子にとって甘美な言葉だ。もちろん、多くのお笑い芸人にとってもそうだろう。複数のコンビがユニットとなり行うコントのことだ。『オレたちひょうきん族』の成功を… 続きはこちら ...
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指原莉乃が最後の紅白で見せた“すごい場面”――青木るえか「テレビ健康診断」テレビ全般紅白歌合戦って、年にいちどの国民的重大番組みたいな顔してるが、決してキチンと進行する番組ではなく、グダグダだったり肝の冷えるアクシデントはいっぱいある。よく見るのが、紅組キャプテンが「気を抜いてる&つ… 続きはこちら ...
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今年も野木亜紀子のドラマに期待!――亀和田武「テレビ健康診断」テレビ全般昨年はテレビドラマを観ていて、楽しい気分に浸る時間が多かった。あくまで私の場合はですけどね。 なぜか。ひとえに脚本家、野木亜紀子の産みだしたドラマあってこそだ。まず年明けてすぐに放映された法医学サスペ… 続きはこちら ...
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文明を知らない「イゾラド」を取材したNスペは、何がすごかったのか?テレビ全般いまだ言語は不明。まもなく未知の部族が消え去ることになる――。 約三十年前、アマゾンの奥地から突如あらわれた二人の素っ裸の男。彼らの話す言葉は、他の先住民たちのどの言葉とも似ておらず、誰も理解できない… 続きはこちら ...
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社長が「クイーンのファン」で社員が「ボヘミアン・ラプソディー」見させられる会社って……テレビ全般『競輪祭』というものがあり、その決勝レースが11月25日、日曜夜8時からテレビ東京系列で生放送され、全競輪ファンはゲンナリした。 日曜、ゴールデン、大河の裏。なんとか目立つためか、それともヤケクソなのか… 続きはこちら ...
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寺島進と黒木瞳がいい味だしている。『駐在刑事』――亀和田武「テレビ健康診断」テレビ全般2か月ほど前か。金曜日の夜8時。所在なくテレビをザッピングしてると、のんびりした山村の風景が映った。 山間(やまあい)の道を、決して若くはない警察官が息を切らして自転車を漕いでいる。たまに擦れ違う住民… 続きはこちら ...
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堤下敦が謹慎から復帰 インパルスが見せたギリギリの笑いとは?テレビ全般インパルスの板倉俊之(左)と堤下敦(右) 南原清隆が“劇場支配人”となりゲストに見てもらいたいお笑いネタを紹介する『ネタパレ』。この日は、「ショートネタ10連発」と題して、芸人た… 続きはこちら ...
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NHKの朝にふさわしい仕事ぶりだ『あさイチ』――亀和田武「テレビ健康診断」テレビ全般『まんぷく』を見るようになったおかげで余禄が生じた。『あさイチ』の視聴である。「朝ドラ受け」というのがあって、今終わったばかりの朝ドラの感想をオープニングで喋ったりする。こういうのは下品なことだと思う。… 続きはこちら ...
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魅了される物語『昭和元禄落語心中』――亀和田武「テレビ健康診断」テレビ全般雲田はるこのマンガ『昭和元禄落語心中』がドラマ化された。主人公の八代目有楽亭八雲(やくも)を岡田将生が演じると知り、一抹の不安を覚える。 まだ十代の前座時代から、昭和の大名人となる晩年までを、岡田将生… 続きはこちら ...
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朝7時の目が覚める衝撃番組、Eテレ『シャキーン!』は何がすごいのか?テレビ全般公共放送のNHK、それも教育テレビであるEテレが実はもっともアヴァンギャルドである。それは、テレビ好きにとってはもはや常識と言っても過言ではなく、殊更強調する必要もないだろう。©iStock… 続きはこちら ...
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NHK『まんぷく』、理由がないのにやめられない理由とは?――青木るえか「テレビ健康診断」テレビ全般『まんぷく』。タイトルは主人公の萬平&福子のことであり「満腹」である。二人とも「食べることが大好き」と言ってるし、番組の公式ポスターは茶碗持って笑顔。これ見よがしに食事料理場面が出てきそうなものではない… 続きはこちら ...
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安易な期待を裏切る野木脚本『獣になれない私たち』――亀和田武「テレビ健康診断」テレビ全般秋ドラマ最大の注目作は、新垣結衣が主演の『獣になれない私たち』だった。 恋愛ドラマに新風を吹きこんだ『逃げ恥』の大ヒットで国民的ヒロインとなった新垣が、再び脚本も同じ野木亜紀子と組む二年ぶりの新作を誰… 続きはこちら ...
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500人の娼婦を率いていた19歳の女性とは?……風俗の歴史に迫った『…とマツコ』テレビ全般マツコ・デラックス ©文藝春秋 『かたせ梨乃が進駐軍の前で踊り狂った時代…とマツコ』という番組タイトルだが、かたせ梨乃が出演しているわけではない。このシリーズは、あるものが最も輝… 続きはこちら ...
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日本の田舎ってほんとにいやだ……『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の進化に思うテレビ全般『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』、蛭子能収と太川陽介の顔が思い浮かぶが今はちがう。去年からは『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』であって、蛭子太川時代とは別の進化を遂げている。田中要次 ©文藝春… 続きはこちら ...
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もう駄目なのか…『報道ステーション』――亀和田武「テレビ健康診断」テレビ全般どうなるんだろう『報道ステーション』。小川彩佳アナがMC席から去り、その後任は、まさかの徳永有美という仰天人事を知ったときから、その行末を案じていた。小川彩佳アナ しかし十月一日からスタートした『報ス… 続きはこちら ...