佐賀・御船山楽園「チームラボ かみさまがすまう森」遺跡や廃墟も絶景アートに!|佐賀県|LINEトラベルjp 旅行ガイド

2015年より佐賀県武雄温泉・御船山楽園にて開催中の「チームラボ かみさまがすまう森 – earth music&ecology」。江戸後期に創られた国登録記念物の名勝地「御船山楽園」に“自然が自然のままアートになる”チームラボの幻想の世界が出現。2019年は時の中で忘れ去られた廃墟に出現する新作を含め21の作品群を展示。時を越えて連続する命を五感で感じる驚きと感動に満ちたアート空間が広がります。

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山下達郎、オンラインで届けた新しい挑戦とアーティストとしての矜持

 山下達郎が30日、完全リアルタイムライブ動画配信サービス『MUSIC/SLASH』で『TATSURO YAMASHITA SUPER STREAMING By MUSIC SLASH』を実施した。『MUSIC/SLASH』のこけら落とし配信。ライブ映像は、2012年に劇場で限定公開された作品「山下達郎シアター・ライブPERFORMANCE 1984-2012」以外には例がなく、今までにDVDなどの映像商品も発売されたことがない。ライブ映像の配信は山下のキャリアの中で初の試みとなる。配信された内容は2018年 京都の老舗ライブハウス拾得(じっとく)で行われたアコースティックライブから6曲、2017年の氣志團万博(千葉県・袖ケ浦海浜公園)での雨の中でのパフォーマンス、さらに1986年の公演から2曲、計15曲を配信した。SNSでトレンド入りも果たしたこの配信ライブの模様を以下にレポートする。【取材=村上順一】

2018年3月17日 京都「拾得」

山下達郎(撮影=浜田志野)

 間も無くの開演を告げるブザーが鳴り響く。この配信はアーカイブを残さないということで、この瞬間を目と耳に焼き付けたい、通常のライブを観る時と同じ気持ちだ。きっと多くの視聴者もそうだったに違いない。SEが流れるなか、ステージに楽屋からの暖簾をくぐり、スタンバイする山下、伊藤広規(Ba)、難波弘之(key)の3人での演奏。汽笛が鳴り響き「ターナーの汽罐車」で幕は開けた。ミュートしたアコースティックギターが列車の進行を想起させる。そこに歌声が乗ると、楽曲のもつ景色に色が付いてくような感覚。

 業界史上最高レベルの音質(AAC-LC 384kbps)謳う『MUSIC/SLASH』の配信は、これまでの配信とは一味違ったリアリティのある空間を作り出していた。山下の歌声も伸びやかに、ダイナミックな演奏に乗って、心地よい空間を紡ぎ出していた。エンディングで高い集中力でギターを奏でる山下の姿から並並ならぬ熱を感じさせる。

 立て続けに「あまく危険な香り」へ。リズミックな山下のギター演奏と、歌声を堪能できる1曲で、絶妙なカメラワークでコードのボイシングもしっかりと確認できる。そして、「砂の女」では、伊藤の流れるようなベースラインに、難波によるFender Rhodesの体温を感じさせるプレイ、そこにパーカッシブなアコギの音色、情景を映し出す歌声のマリアージュは、ぐっとライブへの没入感を高めてくれた。

 「希望という名の光」での、優しさの中に希望へと向かう熱を感じさせてくれた歌は、コロナ禍という状況に寄り添っているようにも捉えられ、より胸を打つものがあった。そして、山下のブルージーなアコギソロからスタートしたレニー・ウェルチのカバー「SINCE I FELL FOR YOU」を届けた。どんな楽曲でも“山下達郎色”にしてしまう個性。そして、懐の深さを歌と演奏から感じ取れた。

 京都「拾得」でのラストを飾ったのはマーヴィン・ゲイの名曲「WHAT’S GOING ON」。この曲ではリズムループも加わり、音に厚みを持たせ、体が自然と動いてしまうグルーヴィなアレンジ。そして、ファルセットを用いた色気のある山下のフェイク、徐々にテンションを高めていくエネルギーは、配信からでも十二分に伝わってきた。

2017年9月17日『氣志團万博』

山下達郎(撮影=菊地英二)

 そして、場面は変わり雨の中行われた2017年の『氣志團万博』の映像へ。ブルーに染まるステージにサポートメンバーに続いて、ゆっくりと山下達郎がステージに登場し、客席から歓声が上がるなかスタンバイ。配信とはいえゾクゾクとする高揚感を感じさせる。

 オープニングを飾ったのは近藤真彦に提供した「ハイティーン・ブギ」だ。テレキャスターを抱えた山下。<それが最高>まさにそんな空間をど頭から作り出す訴求力の高いナンバーで扇情。そして、極上のギターカッティングを響かせた「SPARKLE」へ。日本のAORの真髄を見せてくれた。

 この日は雨が降っていることから、当初予定していたセットリストから変更し、バラードを削り、アップテンポの楽曲で構成し直したという。山下はMCで「生憎の天気ですけど、台風がなんぼのもんじゃい!」と、威勢の良いメッセージでオーディエンスのテンションを上げていたのも印象的だった。

 山下は「温まって帰ってください」と投げかけ「BOMBER」を披露。間奏でベースの伊藤によるソロから佐橋佳幸(Gt)とバトンタッチ。日本を代表するプレイヤーの匠な演奏を刮目。そして、演奏を止めることなくKinKi Kidsに提供した「硝子の少年」へ。郷愁を誘うメロディ、そして、それを何倍にも増幅させる歌声のコントラストは鮮やか。

 ライブも中盤戦に突入し、コーラスに竹内まりやが参加した「アトムの子」。躍動感溢れるビートに沸々と力が漲ってくる演奏。そして、ユ二ークだったのは、途中で「アンパンマンのマーチ」を挟みこむ遊び心も。

 続いて、心も身体も踊りだすファンキーな「恋のブギ・ウギ・トレイン」と、花道を通ってセンターステージ、メインステージ上方で魅せた山下のソリッドなギターカッティングは、悪天候を忘れさせてくれるような、熱いパフォーマンスだった。SNSではこのギタープレイへの賛辞が多くみられた。短い時間の中でのライブ運びも一流の風格を感じさせた。

山下達郎(撮影=菊地英二)

 そして、ハンドマイクで夏の終わりを彩るミディアムナンバー「さよなら夏の日」を届けた。<雨に濡れながら>と歌詞とリンクしていた、この日のライブ。情景をリアルに紡ぎ出した、情感を込めた歌声は多くの人の心を動かしたに違いない。

 1986年のライブから郡山市民文化センターでの「SO MUCH IN LOVE」と、中野サンプラザホールの「プラスティック・ラブ」と30代の山下の歌と演奏を堪能。他界した名ドラマー青山純の姿も見えるなか、改めて日本人離れしたグルーヴと楽曲センスを感じさせてくれたパフォーマンス。色褪せない音楽の力を感じさせてくれた90分間だった。

 エンドロールでは「拾得」と『氣志團万博』バックステージの様子が映し出されるなか「THAT’S MY DESIRE」で余韻に浸る。配信終了を告げるアナウンスが流れた後に残ったのは、上質な映画を1本見終えたかのような、充実した気持ち。9月より東京・大阪・名古屋・福岡・仙台など全国各地を巡る「山下達郎Special Acoustic Live展」の開催も発表された。

セットリスト

TATSURO YAMASHITA SUPER STREAMING By MUSIC SLASH
2020.07.30(木)20:00~

@京都「拾得」2018年3月17日(土)

OPENING

M01.ターナーの汽罐車
M02.あまく危険な香り
M03.砂の女
M04.希望という名の光
M05.SINCE I FELL FOR YOU
M06.WHAT’S GOING ON

<アコースティックセット>

氣志團万博「山下達郎 紹介 VTR」

M07.ハイティーン・ブギ @氣志團万博 2017年9月17日(日)
M08.SPARKLE
M09.BOMBER
M10.硝子の少年
M11.アトムの子 ※竹内まりやコーラス参加
M12.恋のブギ・ウギ・トレイン ※竹内まりやコーラス参加
M13.さよなら夏の日

<氣志團万博 2017>

M14.SO MUCH IN LOVE  @郡山市民文化センター 1986年10月9日(木)
M15.プラスティック・ラブ  @中野サンプラザホール1986年7月31日(木)

<PERFORMANCE 1986>

CLOSING(THAT’S MY DESIRE)

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