【感動】ディズニーマニアが新メリー・ポピンズ役 “エミリー・ブラント” に超緊張インタビュー「メリー・ポピンズになる方法は?」

ついにあの人が帰ってくる。54年前、子どもたちにイマジネーションの翼をさずけ、大人たちにきらめく魔法をかけたメリー・ポピンズがこのたび満を持して帰ってくる!

メリー・ポピンズと再会できるのは、2月1日(金)公開の映画『メリー・ポピンズ リターンズ』。これは1964年に公開された映画『メリー・ポピンズ』の続編で、前作から25年後の大恐慌時代のロンドンが舞台になっている。

どんなパワーアップを遂げて帰ってきたのか気になり、試写会に行ってきたのだが、本当の本当に素晴らしい映画だった! 特にメリー・ポピンズのキャラクター性にチョー惹かれた!

新作のメリー・ポピンズを演じたのは、映画『プラダを着た悪魔』でも有名なエミリー・ブラントさん。幸運なことにエミリーさんにインタビューできる機会をいただいたので、心臓をバクバクさせながら世界の大女優にインタビューしてきたぞ。こちらがそのインタビュー内容だ。

──まず最初に言わせてください。こんな素敵な映画を作ってくれて、本当にありがとうございます。映画の出来、そしてエミリーさんの素晴らしい演技にただただ感動しました。

「そう言ってもらえて、私も嬉しい限りです」

──もう私の中では、エミリーさん、あなたがメリー・ポピンズです! ホントのホントです!!

「(最高の笑顔で)本当にありがとうございます!」

──では、ぜひ聞かせてください。どのような役作りやアプローチをして、メリー・ポピンズになっていったのですか?

「この役をいただいたとき、これは非常に難しい仕事になるだろうなと思いました。メリー・ポピンズはもともとジュリー・アンドリュースという誰もが知る偉大な人物によって演じられていて、もし私が引き継ぐなら、ジュリーさんとは違うメリー・ポピンズを作り出す覚悟と勇気が必要だと思いました」

──なるほど、自分にしかできないメリー・ポピンズを探し求めたんですね。

「ですので、この作品のメリー・ポピンズは、私から見たメリー・ポピンズです。そしてその視点は原作の本から来ています。私は原作を読み込みました。原作でのメリー・ポピンズは風変わりで、面白おかしくて、ちょっと物言いが強いところがあり、彼女を演じるのは楽しくて仕方ありません」

──あのメリー・ポピンズは、原作からきていたんですね!

「1930年代の時代背景に合わせた彼女の話し方や仕草を作り出していく道のりは、すごく楽しかったです。この役をいただいた2015年から撮影が始まる2017年までの2年間をかけて役作りをしていったのですが、ゆっくりと燃える炎のようにメリーとじっくり時を過ごすことができ、それはそれは本当に素晴らしい時間でした」

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──エミリ-さんはメリー・ポピンズを演じるにあたり、メリーのイメージに合った声作りもされたとお聞きしました。エミリーさんといえば、スタジオジブリの英語版『風立ちぬ』で里見菜穂子の声を担当されたことでも有名ですが、そのときの経験は今回の役作りでなにか役に立ちましたか?

「演じる人物に自分が変化していくなかで、声というのはすごく大事だと思っています。子どもの頃、私には吃音症(きつおんしょう)の症状があり、話すのが苦手でした。その克服のために、子どものときから声質やアクセントなど人の話し方を真似してきたという経緯もあり、声作りというのは、私ならではの非常に大切な役作りのプロセスなんです」

──そういった経緯があったとは。

「メリー・ポピンズは超人的であり 魔法使いであり、いろんな面を持ち合わせた人物です。そういった彼女の多面性を表現する声を探しました。彼女の話し方でいえば、ちょっと上から目線なところもあり、当時の人たちがそうであったようにとても早口でもあります」

──そう言われてみれば、すごく早口でしたね! まさか当時の人たちの話し方からきていたなんて。

「そして声作りの過程で、『風立ちぬ』での経験はすごく役に立ちました。今までやってきた全ての仕事があるからこそ、多種多様な役を演じてきた経験があるからこそ、今の自分があると思いますし、これだけ大きな役を演じる自信が持てたと思っています」

──先ほどもおしゃっていた通り、前作のメリー・ポピンズはジュリー・アンドリュースという名女優によって演じられ、この作品には世界中にファンがいます。となると今回の出演において、とても大きなプレッシャーがあったと思うのですが、どのようにそのプレッシャーと向き合ったのでしょうか?

「確かにかなりのプレッシャーはありました。多くの人がジュリーさんのメリー・ポピンズを観て育ち、それが子どものときに観た最初の映画という人もいます。彼女の再演を54年間待っていた人もいたと思いますし、ジュリーさんのメリー・ポピンズと、私のメリー・ポピンズが比較されることがあるだろうとも思っていました」

── “メリー・ポピンズ=ジュリー・アンドリュース” というイメージが強いですからね。

「この役を引き受けたとき、役のあまりの大きさに “本当に私にできるのかな?” と一瞬思いました。また家族や友人にメリー・ポピンズを演じることになったことを伝えたときには、彼らのハッと息を吞む音がはっきり聞こえ、プレッシャーはさらに増しました(笑)」

──そういう反応になっちゃいますよね(笑)。

「でもそういった周りの声は一度シャットアウトし、これまでやって来た通りに、いつも通りに役作りを進めていこうと決めたのです」

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──『メリー・ポピンズ リターンズ』には、たくさんのスター俳優が出演しています。

「そうですね」

──そのなかでも特に気になるのが、メリル・ストリープさんとの共演です。映画『プラダを着た悪魔』を含めて今回で3回目の共演になるのですが、エミリーさんにとってメリルさんとの共演はどんな意味合いがあるのでしょうか? 名女優から演技を学ぶ貴重な機会なのでしょうか、それとも楽しい時間なのでしょうか?

「私はメリル・ストリープさんと共に、女優として成長してきました。彼女は私の偉大な相談相手であり、偉大な助言者でもあります。そして聡明で、ユーモアセンスを持つ本当に素晴らしい女優さんであり、撮影現場で同じ空気を吸えるだけで幸せな気持ちになれます」

──エミリーさんにとって、メリルさんはやはり大きな存在なんですね。

「しかし何かを学ぶという観点でいえば、メリルさんだけではなく、すべての人から学ぶことがあると思っています。もし “私は何でも知っている。誰からも学ぶことはない” と思うようになったら、それは大きな問題です」

──確かに。

「大事なことは、すべての人に心を開くこと。誰からどんなことを学べるかなんて誰にも分かりません。ですので、学び・気づきのための心の開放は、これからも続けていくつもりです」

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──それでは、最後に質問させてください。エミリーさんが、人生を歩んでいくなかで大事にされているものは何でしょうか?

「バランスですね。日常から飛び立って、自分の枠を超えるようなことをする場合、たとえば今回のような仕事に取り組む場合、いつでもそこにいてくれる基盤のようなものが必要です。私の場合、家族という大きな基盤が、こうした浮き沈みの激しい業界で働く勇気と元気を与えてくれます」

──なるほど、基盤があってこその飛翔なんですね。

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「ご存じの通り、映画は一度クランクインすると、とてつもなく多くの時間を撮影に費やすことになります。そうなると、子どもとも長い間、離れ離れにならなければならなく、精神的な疲労は甚大なものです」

──それはつらいですね……。

「ですので、家族との時間を確保するためにも、今では仕事をやる時期というものを明確に決めるようにしています。そうやって映画業界で過ごす時間と、家族と過ごす時間とのバランスをとるように心がけています」

──どちらに偏りすぎてもダメなんですね。人生に活かせる教訓をたくさん学ばせていただきました。お忙しいなかお時間をいただき、本当にありがとうございました!

「こちらこそありがとうございました! 」

いや~、凄かった、エミリーさんのオーラが! そこに座っているだけで部屋全体がファッと明るくなるような華やかさと、どんな困難にも挫けない凛々(りり)しさを持ち合わせていて、インタビュー中はその凄まじいオーラにただただ圧倒された。

そして感動した。だって、目の前にメリー・ポピンズがいるんだぜ! あのメリー・ポピンズと話してるんだぜ!!

エミリーさんが演じるメリー・ポピンズは本当の本当に最高なので、ぜひとも多くの人に『メリー・ポピンズ リターンズ』を観てほしい。そして自分が過去に置き忘れたかもしれない大事なものを再発見してもらえたら、メリー・ポピンズもさぞ大喜びしてくれるに違いない。

参考リンク:メリー・ポピンズ リターンズ
Report:田代大一朗
Photos:堤博之

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