石橋菜津美 大量ゾンビに「みんなゾンビに見えて」

女優石橋菜津美(26)が17日、都内で、主演するNHK「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」(19日スタート、土曜午後11時30分)の会見に、共演の土村芳、瀧内公美、大東駿介、渡辺大知と出席した。 大量発生したゾンビにアラサー女子と仲間…

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菅田将暉主演のドラマ『3年A組』 純文学を彷彿とさせる世界観

ドラマ『3年A組 今から皆さんは、人質です』

2019年の幕が開けました。ドラマが続々とスタートしているさなか、新年にふさわしい斬新なチャレンジや瑞々しい切り口の作品が登場しています。ドラマという「架空世界」の話なのに、現実にじわじわ滲み出してきて、見ている人を揺さぶる迫力のある作品がいくつも。まずは「動」と「静」の2作品に注目しました。

●『3年A組-今から皆さんは、人質です-』

「今から皆さんには、人質になってもらいます」

ドラマはセンセーショナルな言葉で始まった。菅田将暉主演、武藤将吾書き下ろし脚本の『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)。6日に放送された第一話は凄まじい余韻を残しました。

物語は──卒業10日前、高校3年生の教壇に立った謎の教師・柊一颯(菅田将暉)。「俺の最後の授業を始める」と言うと、爆発物を破裂させ教室は閉鎖空間に。出口はふさがれ窓も強化ガラスで割ることができず、救出もかなわない。

柊は自ら警察に電話をかけ、立て籠もりを通告。そして生徒たちにある質問を出した。

「クラスメイトの景山澪奈(上白石萌歌)が自殺した理由を答えろ」

その質問に夜8時までに正解を出せなければ誰かに死んでもらう、と宣言──。何という破天荒な設定でしょうか。ありえない、むちゃくちゃ現実離れした舞台。だからフィクションとして存分に楽しめばいい。一人の生徒の死の謎を解くサスペンスものと、多くの視聴者は納得するかもしれません。

しかし、どこか、何かが違う。このドラマ、単なる犯人捜しの謎解きものとは、どこか異質なのです。

対岸の火事を傍観するようなお気楽な聴衆ではいられない。視聴者も気付くと安全圏から引きずり出され、一人ひとりがふと自分の学生時代を思い返したり、集団の中で芽生える悪意について考えさせられたり。ヒリヒリした現実感覚が漂うのです。

他人をのけ者にしていく危険な空気。無言のうちに伝染していく悪意。自ら設定したキャラの殻の中に逃げ込んで、現実を見ないふりをするズルさ。ウソと知っても話を過剰に盛り、他に伝えてしまう悪戯。それらがじわりじわりと人を追い詰めていく残酷なプロセス……。

第一話では、澪奈の友達のさくら(永野芽郁)が過去を振り返る。「他人に同調し、澪奈を無視し距離を取ってしまった」と明かす。「それが彼女が自殺した原因です」と回答する。しかし教師・柊はその答を間違っていると完全否定し、結果として男子生徒をまず一人殺していく……。文字で書くとエグい。けれども、ただ刺激的なエグさグロさを狙った娯楽作品とは思えないから不思議です。

例えば、さくらが澪奈から渡された手紙を読み返すシーンは、透明感が漂っていて印象的でした。

澪奈の手紙には「もう友達になれない」という文字。滲んでいる。涙を落とした痕跡。さくらは初めて気付く。「友達になれない」のではなくて、泣きながら書いたのだと。実は「友達でいたいけれどそれができない」という辛い思いを、滲んだ痕跡が伝えていたのだと。

もし、それがスマホ画面だったら? 涙の痕跡は残りません。紙に書いた手紙、残された質感、滲み具合から心情を読み解いていく。リアルにこだわった筋書き、生きることの不条理に迫る純文学をふと連想します。

荒唐無稽な設定なのに、じわじわ現実に滲み出してくるような迫力。主軸の教師役・菅田将暉さんの演技力に負うところは大きいでしょう。抑えに抑えたセリフ、冷静沈着だからこそ不気味。いったんアクションシーンになるとすごい躍動感。身体はキレていて型があって腰は据わっている。主軸の演技がしっかりしているからこそ成り立つ、摩訶不思議な世界です。

物語は全10回で「10日間の物語を描く」という構成です。映画『テルマエ・ロマエ』などを手がけた武藤将吾氏のオリジナル脚本、小室直子氏の演出が光る。いったい次の日は何が暴かれるのか。目が離せません。

●『モンローが死んだ日』

先述したドラマが「動」なら、『モンローが死んだ日』(NHK BS)は徹底した「静」です。アクションも爆発も、叫びもいじめも無いのだから。

あるのはちょっと濁ったようなコダックカラー調の色彩世界。現実にはありえないような美しい映像が、淡々と映し出されていく。ゆったりとしたテンポのセリフ、静かな時が流れている。

主人公は猫と暮らす50代の幸村鏡子(鈴木京香)。やや乱れた髪に顔色の良くない肌。うつむき加減の視線。人気女優がまっすぐに老いをしょいこんでいる。孤独を体現している。その迫力に、思わず目を奪われてしまう。

「老い」と「淋しさ」に形を与えるとしたらまさしくこうなるだろう、と感じさせるのです。その意味で、この作品もやはりフィクションの枠組みの中で本質的なテーマをえぐろうとしている、と言えるでしょう。

今や「ドラマ」はスリリングな実験場となっています。私たちが向き合うべき課題であるいじめや老い、孤独といった「社会的なテーマ」を、架空の物語の枠組みに思い切りぶち込んだ時、いったいどんな化学変化が生じるのか? 何が立ち上がってくるのか?

「ドラマでしかできないこと」がある。それを今年は存分に味わってみたいものです。

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米倉涼子、黒木華に唇を…「しらふで女性とキスしたのは初めて」

 米倉涼子が主演を務めるテレビ朝日・松本清張ドラマスペシャル『疑惑』が2月3日(午後9:00~午後11:05)に放送される。このドラマで黒木華に唇を奪われた米倉は「しらふで女性とキスしたのは初めて!」と笑い飛ばした。

 米倉涼子主演でよみがえる、松本清張の名作サスペンス『疑惑』――。本作では、『黒革の手帖』をはじめ、『けものみち』『わるいやつら』『熱い空気』といった清張作品で、名だたる悪女を演じてきた米倉が、“悪女に手を差し伸べる敏腕弁護士”佐原卓子役に挑戦。保険金目的で夫を殺した…との疑惑が囁かれる悪女・白河球磨子(黒木華)を弁護する中、彼女のエキセントリックな言動に振り回されながらも、決してクロとは決めつけず対峙し、真相を追求していく過程をスリリングに描く。

 この『疑惑』に、まさに“疑惑に満ちた衝撃シーン”が存在することが判明。なんと路上で、米倉が黒木に唇を奪われる。劇中ではめずらしく、黒木演じる悪女に振り回され続ける米倉だが、中でもキスシーンには面白味を感じたよう。撮影を終えた米倉は「しらふで女性とキスしたのは初めて(笑)!」と笑い飛ばし、動揺どころか清々しさを感じるテンションで初体験を振り返った。

 2人が織りなす“疑惑のキスシーン”は、共に食事に出掛けた先で、卓子が球磨子に怒って店を飛び出したところからスタート。泣きじゃくりながら追いかけてきた球磨子が、何を思ったか卓子に突如キスをする。このシーンの存在を知ったときの心境について、米倉は「キス以上のことをすると言われたら戸惑っただろうけど(笑)」と冗談めかしつつ、「楽しみだなって思いました。卓子は受け身ということもあって、なおさら落ち着いて受け止めましたね」とニッコリ。

 対する黒木も「球磨子にとっては、普通じゃない言動がスタンダードであり、意味のあることなんです。自分の弁護士、しかも女性へのキスという衝動的で突拍子もない行動も、とても球磨子っぽいなって思いました」と、冷静かつ興味深く受け止めたそう。実際、それぞれ前向きに撮影の日を迎え、現場でも2人で終始楽しそうにしていた。

 撮影ではなんとリハーサルの段階から、黒木がガチでキスをすることに。米倉は「『あっ、もうするんだ!』と思って、そこで私も吹っ切れました(笑)。意外にも黒木さん、私より度胸があるかもしれないです!」と、思わぬ先制攻撃を称賛。「実は以前、私が何かで急に悲しそうな顔をしたら、ある人に『あっ、結構傷つきやすいのね』と驚かれたんです。そのときに、これがギャップというんだなって思ったんですけど、黒木さんには私とはまた違うギャップがあるんですよね。3歩下がってついていくタイプに見えて、実は男前というか、結構強い女性かもしれないなって…キスシーンでもそう感じてドキッとしました」と、すっかり黒木に魅せられてしまったよう。

 キスシーンの撮影中は思わず、「私の方が背も高いし、何だか気持ちも男性寄りになって、『黒木さんがきれいに見えたらいいな。どっち向きの方が彼女にとってはいいんだろう!?』とか考えちゃった!」という。

 一方、リハーサルも含めて何度も米倉の唇を奪った黒木も、心は奪われていた模様。「初共演の米倉さんにキスするのは緊張しましたけど、おきれいな方なので光栄だなと思いました」と撮影時を回想し、笑顔をのぞかせた。

あらすじ

 どんな手を使ってでも真実を追求し、その有能ぶりとは裏腹に「最低の弁護士」とも揶揄される佐原卓子(米倉涼子)。彼女のもとに弁護士・原山正雄(津川雅彦)から直々の依頼が舞い込んだ。体調が思わしくないため、ある女性の弁護を引き継いでほしいというのだ。その女性とは、疑惑に満ちた事件の渦中にいる白河球磨子(黒木華)――世間から「鬼クマ」と呼ばれ、好奇の目に晒されている悪女だった!

 その事件は激しい雨の日、熱海港の岸壁で起こった。球磨子は夫・白河福太郎(中村梅雀)と2人でドライブに出かけたのだが、車ごと海へ転落。泳げない福太郎はそのまま車内で溺死し、脱出に成功した球磨子のみが生き延びたのだ。球磨子は夫の運転ミスによる事故を主張したが、まもなく不審な点が散見し始める。車内からスパナが発見された上に、球磨子が夫にDVを振るう動画がなぜかSNSで拡散。周囲の人々からも日頃の悪行を糾弾する声が浮上し、前科四犯という過去を持つ球磨子にとっては、すこぶる分の悪い状況だった――。

 それでも無実を主張し続ける球磨子。業を煮やした警察はついに、別件逮捕という強硬手段に! だが、それで折れるタマではない球磨子は、留置場に入るや看守をたぶらかし、いきなり襲われたと話を捏造して騒ぎ立てる。連絡を受けた卓子が駆けつけると、甘えるように感謝する球磨子。だが、卓子が真正面から、福太郎を殺したのかと問いただした途端、貝のように口を閉ざしてしまい…。

 まもなく、卓子の中でひとつの疑問が浮かび上がる。そもそも球磨子は本当に世間で言われるような“悪女”なのだろうか――。卓子は球磨子の本性と、事件の真相を解明するため、巧みな話術でゴシップ記者・秋谷茂一(板尾創路)らから情報を収集。不透明な球磨子の生い立ちをひとつずつ紐解いていこうとする。一方、何が何でも球磨子を有罪にしたい検事正・小田秀子(余貴美子)は、卓子を陥れようと画策し…!

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